コラム

新入社員必見!押さえておきたいビジネスマナー8選

学生生活とはまったく異なる社会人としての生活。社会人生活において、最も大切といっても過言ではないのが「ビジネスマナー」です。ビジネスマナーは単なる形式的なルールではありません。相手との信頼を築き、自身の評価を高め、円滑な人間関係を構築するうえで不可欠な「仕事の基礎力」です。

しかし、企業の担当者からは「新人にどこまで教えればよいのかわからない」「自社のやり方とのすり合わせが難しい」という悩みも聞かれます。本コラムでは、なぜ新入社員にビジネスマナー研修が必要なのか、そして特に身につけておくべき基本の8項目、さらには研修実施時の注意点までを詳しく解説します。

新入社員にビジネスマナー研修が必要な理由

新入社員にビジネスマナー研修が必要な理由

そもそもビジネスマナーとは?

ビジネスマナーとは、ビジネスシーンにおける相手への敬意や配慮を、行動や言葉で表現するためのルールです。挨拶や言葉遣い、身だしなみなど、社会人としての基本的なマナーが中心ですが、その背景には「相手に不快な思いをさせず、信頼を得る」という目的があります。

学生時代の常識と社会人の常識にはギャップがあることも多く「悪気はないが、失礼にあたる行動をしてしまう」というケースも珍しくありません。だからこそ、入社初期の段階で体系的にマナーを学ぶ機会が重要なのです。

社会人としての責任意識を育てる

ビジネスマナーを学ぶことで、新入社員は「自分は会社の一員である」という自覚を持つようになります。社会人には、個人の行動が会社全体の評価や信用に影響するという責任があります。その責任を理解し、自律的に行動することが、組織の一員として求められます。

特に顧客対応や社外とのやり取りがある職種では、自分の態度や言動が「会社の顔」として見られることを理解することが大切です。

顧客対応に自信を持てるようになる

新入社員の多くは、電話応対や名刺交換、敬語の使い方などに自信が持てず、最初の顧客対応で戸惑いがちです。しかし、ビジネスマナーをしっかりと学び、場数を踏むことで「正しい対応」ができるようになり、自信を持って業務にあたることができます。

このように、新入社員にとってマナー研修は「不安を取り除き、安心して業務に臨むための土台作り」といえるでしょう。

基本のビジネスマナー8選

基本のビジネスマナー8選

新入社員にとって特に重要な8つのビジネスマナーを紹介します。どれも基本的な内容ですが、「知っている」と「できる」は違います。実践を意識して身につけましょう。

1. 挨拶

挨拶はすべてのコミュニケーションの基本です。相手の顔を見て、明るくはっきりとした声で「おはようございます」「お疲れ様です」と声をかけることから信頼関係は始まります。相手からの挨拶を待つのではなく、自ら先に挨拶する姿勢を持ちましょう。

2. 言葉遣い

言葉遣いは、相手との距離感や信頼関係を適切に保つための重要な手段でもあります。正しい敬語が使えるだけで「育ちが良い」「丁寧な人」という印象を持たれることもあるのです。敬語は難しいイメージがありますが、一度覚えてしまえば、あとは実践を通して慣れるだけ。社会人としての一歩を踏み出すこの機会に、頑張って覚えてしまいましょう。

3. 時間厳守

時間を守ることは信頼の証です。出勤や会議の開始時刻だけでなく、報告・連絡・相談(いわゆる「報連相」)のタイミングも含めて、「時間を守る意識」を持つことが大切です。5分前行動を心がけるのはもちろん、遅れそうな場合は事前に連絡を入れる習慣をつけましょう。

4. 身だしなみ

清潔感のある服装と髪型は、第一印象を大きく左右します。会社によって服装のルールに違いはありますが、「だらしない」「派手すぎる」といった印象を与えないよう、常にTPO(時・場所・場合)を意識しましょう。爪や靴の汚れにも注意を。

5. メールの書き方

ビジネスメールでは、件名・宛名・本文・署名という構成を守り、簡潔でわかりやすく書くことが求められます。特に、社外向けのメールでは言葉遣いに注意し、誤字脱字がないか必ず見直す習慣をつけましょう。また、返信は迅速に行うのが基本です。

6. 電話応対

電話応対では、第一声が印象を左右します。メモを取りながら、要点をしっかり押さえて対応することが大切です。保留や伝言の際の言葉遣いや、折り返しのタイミングなどもマナーとして習得しておきましょう。

7. 名刺交換

社会人歴が長い人でも「名刺交換は我流でやっている」というケースが多いです。状況によって対応が変わることもありますが、まずは基本的なルールを身につけておきましょう。また、名刺は「本人そのもの」として扱われます。受け取った名刺はその場で丁寧に扱い、テーブルなどに放置したり、ポケットに無造作に入れたりすることのないよう注意が必要です。

8. SNSの活用ルール

現代ではSNSの使用にも注意が必要です。職場の出来事や顧客情報、業務に関する内容を無断で投稿することは大きなトラブルにつながります。企業のSNSポリシーを確認し、業務用アカウントと個人アカウントをしっかりと分けるなどの工夫も重要です。SNS上での軽率な発言が個人の信用だけでなく、会社のブランドイメージにまで影響を与えることもあります。社会人としての自覚を持ち、慎重な発信を心がけましょう。

新社会人にビジネスマナーを研修する際の注意点

新社会人にビジネスマナーを研修する際の注意点

新入社員にビジネスマナーを定着させるには、単に知識を伝えるだけでは不十分です。以下の3つのポイントを意識することで、より効果的な研修が実現します。

1. 伝えるだけでなく、振り返る時間を設ける

研修で教えた内容をその場で理解しても、実際の現場ではすぐに忘れてしまうこともあります。だからこそ、理解度を確認する振り返りの時間を設けることが大切です。日報やレポート形式でアウトプットを促す方法も効果的です。

2. 実践する時間を作る

名刺交換や電話応対、メール作成などは、実際にやってみないと身につきません。ロールプレイング形式での実践練習を取り入れることで、「知っている」を「できる」に変えることができます。特に、実際の現場に近いシチュエーションで繰り返し練習することで、不安や緊張を取り除き、本番でのミスを防ぐことができます。

3. 内製化で対応できない場合はアウトソーシングも検討を

社内での研修体制が整っていない場合や、指導者側の負担が大きい場合は、専門の研修会社を活用するのも一つの方法です。社内のメンバーではなく、第三者の視点から教わることで、新入社員の受け取り方が変わる場合もあります。

まとめ

今回は、押さえておきたいビジネスマナーのポイントをお伝えしました。ビジネスマナーというと「堅苦しい」「面倒くさい」「ルールが厳しい」というイメージがあるかもしれません。しかし、適切なビジネスマナーを身につけることで、企業全体のイメージアップに繋がる可能性があります。
「自社のイメージをより良くしたい」とお考えの方は、ぜひKEE’Sのビジネスマナー研修をご検討ください。KEE’Sの最大の特徴は、講師が全員「アナウンサー」であること。受講した企業の方からは「先生の話し方、表情、立ち居振る舞いを見ているだけでも勉強になった」というお声をいただいています。また、一方的な講義ではなく、多様なロールプレイングを通して、実践に役立つテクニックを習得することができます。
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