コラム

論理的な話し方の構造を組み立てるトレーニング

論理的に話すためには、しっかりと物事を体系立てて相手に伝える必要があります。そこで今回は、論理的な話し方の構造を組み立てるトレーニング方法をご紹介します。

3つの階層で組み立てる論理的な話し方

論理的な話を組み立てる上で大切なのは「3つの階層」です。話の内容をピラミッドのように、「結論」「理由」「詳細」の3つを順番に組み立てていくことで構成します。実際に話す内容を想定してトレーニングしてみましょう。
 
【結論】ピラミッドの頂点

「結局は何が言いたいんだい?」「君の話はわかりにくい」などと言われた経験のある人は、この「結論」が入っていないか、相手に伝わっていない場合が考えられます。

簡潔に、印象的にわかってもらいたいポイントが、自分の中で整理し、準備されていないのです。

なお、報告のときに論理的な話し方を実践するには、最初と最後に「結論」を言い、「結論のサンドイッチ」を意識することがポイントです。こうすると、「結論」が最も大事なメッセージとして相手の印象に残ります。

 
【理由】結論を説明するための土台<理由>

論理的な話し方をするには、「結論」を明確にした後、どうしてそういう「結論」に至ったのかを説明する上で、その根拠となる「理由」が必要になります。

「理由」は、1つでは客観性がなく説得力に欠けるので、2~3つは用意しましょう。ただし、4つ以上になると聞き手が覚えにくくなるので3つ以内にまとめるのが望ましいです。

報告で論理的な話し方を実践するときは、「結論は●●です。その理由は2つあります……」など冒頭で「理由」の数を言ってあげるのもポイントです。そうすれば、聞き手は「今から2つの理由を聞くわけだな」と頭の中で整理することができるので、より話が相手に伝わりやすくなります。

 
【詳細】<詳細>は最後にまとめる

普段、論点が、本来自分が思っていた方向とは違うところにいきがちだったり、「話が長い」と言われがちな人は、この「詳細」から話し始めている可能性があります。「詳細」が多い場合は類似した情報をまとめて、「理由①の詳細」「理由②の詳細」などグループ分けして説明すると、スッキリ整理され、論理的な話し方になります。

参考:
論理的に話すポイントを知ろう
論理的話し方~30秒以内~
ロジカルな話し方とは

図解・論理的な話し方の構造

論理的な話し方の構造

論理的な話し方とは、聞き手が頭の中で話の見取り図を描きやすいように、話し手が提供する「地図」のようなものです。短時間でロジカルシンキングができるようになるメソッド「魔法のシート」は、「結論」「理由」「詳細」の3つの階層で成り立っています。論理的な話し方を実践するときは、「魔法のシート」を下記図のような形で構成していきましょう。
 

論理的な話し方の構造

 
 
論理的な話し方のサンプル例

論理的な話し方の例をまとめてみました。それぞれの「理由」ボックスに入る「詳細」は以下のようになります。

理由①=パソコンの性能について  理由②=コスト面について  理由③=その他の理由

「詳細」がたくさんある場合でも、思いつくままに情報を羅列しても、聞き手は頭の中で整理しきれません。そこで、「理由は3つ以内に」のルールにしたがって、似たもの同士をグループ化していくことが重要です。

参考:
「ロジカルな報告」のポイント4つ
結論から話す練習でクセをつける

論理的な話し方のサンプル例

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