ロジカルな話し方とは
ロジカル(論理的)と聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?ロジカルな話し方は難しい、苦手だと感じる方が多くいらっしゃいますが、ビジネスにおいては非常に重要なスキルです。
1.テーマは<ロジカルな話し方について>
これは、私がある取材を受けたときのことです。
取材のテーマは<ロジカルな話し方について>
記者の方は、私にこうたずねました。
「ロジカルな話し方の特徴は?」私はこう答えました。「フェアであることです」
「フェア??そのほかは」「インパクトがあることです。それから、男女の間も上手くいきますよ」
「インパクト、男女??全て初めて聞きました」
ロジカル、論理的と言うと、多くの人は、「きっちりと伝わる」とか「分かりやすく構成する」というイメージはあるでしょう。
そして、その性質上、時に日本人はロジカルであることを嫌います。
2.ロジカルな話し方は「ドライで人間味がない」「事務的」
「ドライで人間味がない」「事務的」
今でこそ、ロジカルシンキング、
ロジカルスピーチの企業研修は大手企業ならどこでもやっていますが、
ほんの5年前くらいまで、
「ロジカルに話すって、なんだか味気なくて、人間関係が悪くなりそうだね」
なんて言われていたものです。
長い間、日本人は、このロジカルを毛嫌いしてきたばっかりに、
ビジネスも政治も、人間関係も、エモーショナルに傾き失敗を繰り返してきました。
あなたの身の回りにある、ロジカルでないものは意外とたくさんあります。
「上司に嫌われただけで、出世できなかった」
「言われのないクレームに逆ギレした」
「奥さんから、身に覚えのないことで怒鳴られた」
「毎日茶番のような政治のニュースにあきれている」・・
ロジカルでない出来事をロジカルに整理できたら・・。そう思って書いたのが本著です。
3.仕事やコミュニケーションが楽しくなるきっかけに
私自身、エモーショナルな出来事に振り回されてしまいそうなときには、ロジカルにこう考えます。
「一番大事なことは何なのか?そしてその理由は?その理由の詳細は??」
こう考え、まとめたことを相手に伝えることによって、物事はシンプルに、そしてフェアに対処できます。
ハーバード・ビジネス・スクールの調査によると、
「コミュニケーション能力があるとないとでは、年収に1・85倍の差が出る」
ということが分かりました。
コミュニケーションのツールとなるものは、もちろん話し方です。
ビジネスにおけるコミュニケーションで重要視されるものは、上司への報告や顧客へのプレゼン、セレモニーでのスピーチなどです。
本コラムでは、誰でもすぐ使えるビジネススピーチ、報告、プレゼンのロジカルな話し方マップの作り方、ロジカルな話し方を最強にする、
カッコイイ話し方のパフォーマンスについてご紹介していきます。
また、このようなロジカルな話し方は、ビジネスだけでなく、プライベートで気持ちを伝える場面でも効力を発揮してくれます。
このコラムが、あなたの話し方を変え、仕事やコミュニケーションが楽しくなるきっかけになりますように。
KEE’Sの企業研修
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