コミュニケーション研修は意味がないと言われる理由とは?意味のある研修のポイント
業種・業態問わず、多くの企業が実施しているコミュニケーション研修。しかし、残念ながら「コミュニケーション研修を受けたけど、意味がない」と思っている人もいるようです。なぜ、コミュニケーション研修は意味がないと思われてしまうのでしょうか。その理由を解説するとともに、意味のある研修にするために押さえておきたいポイントをお伝えします。
「コミュニケーション研修は意味がない」と言われる理由とは?
一部の人から「意味がない」といわれてしまうコミュニケーション研修。その理由を探ってみると、以下のことが挙げられるようです。
●日頃の実践に落とし込めていない
研修を受けたものの、日頃の実践まで落とし込めていないため「意味がない」と思われてしまうケースです。ビジネスマナーや業務で使うスキルを学ぶ研修の場合、学んだことが実際の業務で役に立つという実感があります。しかし、コミュニケーション研修の内容によっては、実際の業務と結びつくという感覚が持てないのかもしれません。
●研修後のフォローができていない
研修を実施したことに満足してしまい、終わった後のフォローがないというパターンです。コミュニケーションはその場で学んで終わりではなく、学んだ内容を振り返り、実践を繰り返すことで身につくスキルです。しかし、振り返る時間やフォローがなければ「学んで終わり」になってしまいます。
●社員のモチベーションが低い
そもそも研修を受ける段階でモチベーションが上がっておらず、学習意欲の低いまま受けてしまったケースです。「どうせ受けても意味がない」「忙しいのに研修を受けるなんて無駄だ」という気持ちを覆せなかったことが原因です。
●研修内容がありきたりで専門的ではない
コミュニケーションは特別な知識やスキルを必要としない分、ありきたりな内容になってしまいがちです。すでに知っていることを教えてもらっても、学習意欲は高まりません。また、研修内容が古かったり、現場の課題に即していなかったりすると「学んでも意味がない」と思われてしまいます。
●管理職・中堅社員・新入社員に研修内容が分かれていない
コミュニケーションスキルは全社員に必要なものではありますが、階層によって学ぶべき内容は異なります。管理職向けの内容は新人社員にとって難しいですし、新人社員向けの内容を管理職が受けても物足りないでしょう。階層や職種に合わせた研修が必要です。
コミュニケーション研修を成功させるポイント
それでは、どのような内容にすれば「意味のある研修」だと思ってもらえるのでしょうか?
コミュニケーション研修を成功させるポイントをご紹介します。
●課題を洗い出し、目標を明確にする
まずは、研修を受ける社員がどのような課題を抱えているのか、洗い出してみましょう。その課題によって、受けるべき研修は変わってくるからです。また、人事部と実際の現場では、感じている課題が異なることがあります。人事部だけで決めるのでなく、現場の社員にもヒアリングしてください。
●達成したい目標から逆算して研修計画を立てる
課題を洗い出し、目標を明確にしたら、その目標から逆算して研修計画を立てるようにしましょう。また、実際に研修を行うときは、冒頭で目標を受講者に共有するようにしてください。目指すべき目標を明確にすることで、受講者のモチベーション向上に繋がります。
●管理職・中堅社員・新入社員などに応じた研修を用意する
前述のとおり、階層によって学ぶべきコミュニケーションスキルは異なります。管理職はマネジメントに生かせる内容、新入社員は社会人として知っておくべき基礎的な内容など、それぞれの階層に合った研修を用意しましょう。また、予算や時間に余裕があれば、営業職、事務職、開発職など、職種によっても内容を変えられると良いでしょう。
●研修後の振り返りやフォローについても検討する
研修をやりっぱなしにしないためにも、振り返りやアフターフォローについても検討しましょう。何度も集合研修を行うことが難しい場合、上司や先輩が個別に振り返りの時間を設けるだけでも効果があります。スキルを学ぶだけでなく、定着させるためにはどうしたら良いか考えてみましょう。
●外部研修を利用して最新のコミュニケーション術を取り入れる
コミュニケーション研修は社内で内製することもできますが、自社のノウハウだけではありきたりな研修になってしまう可能性があります。外部の研修会社や講師の意見を取り入れることで、これまでにない視点や、専門的なスキル、最新のコミュニケーション術を得ることができます。
コミュニケーション研修の研修会社の選び方
外部の研修を取り入れるためには、コミュニケーション研修を行っている研修会社に依頼する必要があります。ここでは、研修会社の選び方のポイントをお伝えします。
●研修計画から目標達成のために伴走してくれる
研修会社の仕事は、カリキュラムやテキストを提供したり、講師が登壇したりすることだけではありません。貴社の目標をきちんとヒアリングし、どのような研修を取り入れたら目標を達成できるのか、いっしょに考えてくれる研修会社もあります。研修の内容も、それぞれの企業の課題や予算、実施できる時間に合わせてカスタマイズしてくれます。いわば「二人三脚」で、貴社の課題を解決するパートナーになってくれるといえるでしょう。
●話し方やコミュニケーションのプロが講師を務める
コミュニケーション研修は特別な経験やスキルがなくても講師を務められますが、やはりその道のプロから教えてもらうことで、学ぶことは多いです。テキストに書いてある内容だけでなく、普段の話し方やしぐさなどから学ぶことができるからです。話し方やコミュニケーションのプロが講師を務める研修会社を選ぶことをおすすめします。
●やりっぱなしではなく、定着を重んじる
せっかく時間とコストをかけて研修を実施したのに、やりっぱなしになってしまうのは非常にもったいないですよね。たとえば、普段から出来るトレーニングを学ぶことができれば、スキルの定着に繋がります。そのようなプログラムを持っている研修会社に相談してみると良いでしょう。また、振り返りやアフターフォローの対応もしてもらえると、より高いレベルでスキルを定着させることができます。
まとめ
今回は、コミュニケーション研修が「意味がない」と言われてしまう理由と、意味のある研修にするためのポイントをご紹介しました。
受講者に「受けてよかった!」と思ってもらえるコミュニケーション研修を実施したいなら、これまでに約800社の導入実績があるKEE’Sがおすすめです。KEE’Sは貴社の目標や課題をしっかりとヒアリングし、ともに研修計画を立てていきます。
また、KEE’Sの講師は全員、話し方やコミュニケーションのプロであるアナウンサー。伝わりやすい発声や発音はもちろん、好感度の高い振る舞いや姿勢、取材やインタビューで培った傾聴力など、コミュニケーションについてトータルで学んでいただくことができます。
KEE’Sの研修は実践が中心。普段から出来るトレーニングについてもお伝えするため、スキルがしっかり定着すると好評です。反復練習・振り返りに活用できるオンライン学習システム「KEE’S Bording」や、フォロー研修の対応もしています。
時間やコストをかけて実施した研修を「意味がない」と言われないためにも、ぜひ一度、話し方とコミュニケーションのプロであるKEE’Sにご相談ください。
KEE’Sの企業研修
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