美しい言葉を使う
美しい言葉だけを使ってみよう
1.美しい言葉だけを使ってみよう
美しい言葉だけを使ってみよう
『美しい唇であるためには、美しい言葉を使いなさい・・美しい瞳であるためには、人の美点を探しなさい・・・。』
これは、オードリーヘップバーンが愛した詩の一節で、私も大好きで研修などでよくお伝えしています。
言葉には、ネガティブな暗い印象を与えるものと、ポジティブで明るい印象を与えるものがあります。
同じことを話しても、必ず、皮肉っぽくしてしまったり、後ろ向きで素直でない話し方になったりしていませんか?
これは、性格が影響する部分が大きいので、頭が良く、相手の《アラ》が先に目に付いてしまう人は、
どうしても皮肉を交えた話し方をする人が多いでしょうし、弱気になりやすく、
自分に自信のない人は、『わたしなんて・・』というような後ろ向きな発言をしてしまいがち。
ただし、こうした話し方のクセは、言葉の選び方次第で、いくらでもポジティブで印象の良い話し方に買えていくことが出来ます。
それでは、どういった言葉を使えば、相手に心地よく感じてもらえるか?
引用した詩の《美しい言葉》は、日本語訳によっては《親切な言葉》や《優しい言葉》とも置き換えられています。
会話は、相手の立場に立って、相手の気持ちを思いやる《気配り&心配り》が大切です。
気配り&心配りは、言い換えれば《気配・心配》。気配を感じ取るような繊細な心で、相手を心配することが、言葉を選ぶ上で重要なのです。
誰かを傷つけたり、間接的にでも、会話をしている相手を不快にしたりしていないか?
つねに心配しながら、ポジティブな言葉を選ぶことが、《美しい言葉を使う》ことに通じると思います。
2.究極にポジティブな言葉とは、詩の中にもあるように、相手を《褒める》《尊敬する》こと
究極にポジティブな言葉とは、詩の中にもあるように、相手を《褒める》《尊敬する》こと。
また、何かに《感動》したり、《やる気》《元気》を伝えたり、《感謝》 したりすること。
特に口に出さなくても分かっているだろうとか、口に出すのが恥ずかしいという気持ちから、
大人になるにつれ、こういったポジティブな言葉を使う機会が減り、仕事やプライベートでも逆にネガティブな言葉ばかりを使いやすくなってしまいます。
特に、ネガティブな言葉を選んでしまいやすいシチュエーションは
悪口やうわさ話に付き合わされる
文句やクレームを言う
誰かを叱る など
こういった場面は、もともとネガティブな感情を伝える場面ですから、言葉えらびもネガティブに偏ります。
相手が誰かの悪口やうわさ話をしていても、それに乗っからず、『でも、@@ちゃんはこんないいところがあるしね』 とか、『実際は本人でなければ分からないけどね』などと上手くかわしながら、決してネガティブなことを口にしない人もいます。
例えば、『鈴木課長って、本当に無責任で部下の面倒を見ないよね』 と悪口をふられらとしても、『確かに、評判は最悪だよなあ。』などと乗ってしまわないように。こういった悪口や噂話は、うさばらしのつもりでも、終わったあと『あ~スッキリした』 と不思議と思えないのは、言葉のもつ、後ろ向きでネガティブなオーラに空間を支配されてしまうから。
3.日ごろから、ポジティブな《美しい言葉》を選ぶクセをつけて
また、クレームや誰かに注意をするときなどもそう。もちろん伝えるべきことは伝えなければならないのですが、
同じ内容でも言い方で相手への印象は全く違います。
ただ単に、『そんな仕事のやり方じゃあ、チームの信頼も失ってしまうよ!』という伝え方より、
『仕事の仕方を少し工夫するだけで、状況はかなり良くなるんじゃないかな』というような伝え方のほうが○。
また、クレームでは、『このお店、お客をなんだと思っているの?感じ悪いわね』 という伝え方より
『とても言いにくいですが、このような接客は御社のためにならないのでは?』という伝え方のほうがベター。
どちらも、自分の感情よりも、相手がこの話をどう受け取るか?逆の立場から、気配り&心配りして言葉を選んでいます。
無意識のうちに、あなたの発した言葉はマイナスのオーラを放ちながら、相手もネガティブな気持ちにさせてしまうことがあるのです。
逆に、どんなに、ネガティブなシチュエーションでも、前向きな話をしたり、相手のことを思いやった視点から言葉を選ぶと、
お互いに気持ちよく話し合いが出来るもの。
日ごろから、ポジティブな《美しい言葉》を選ぶクセをつけて。
KEE’Sの企業研修
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