オンラインで説得力を出す目線の配り方とは
対面でも同じことが言えますが、コミュニケーションをとる際に、相手と目線を合わせることはとても大事です。そして、目線を合わせることに関しては、ある意味オンラインの方が対面よりも簡単かもしれません。対面で相手が複数いる場合、目線を合わせたくてもすべての人の目を見て話すのは不可能ですが、オンラインの場合なら、テレビのアナウンサーがそうであるように、カメラ目線で話すことで、一斉に画面を見ているすべての人と目を合わせることができるからです。
リモート歌舞伎ならではの目力
2020年の6月に、Zoomを使った史上初の<図夢(ズーム)歌舞伎>が上演されましたが、その際も、舞台上の役者さんたちがカメラを見るたびに、観客は自分と目を合わせてくれたように感じ、それによってグイグイ引き込まれたという声が多く上がったのだそうです。これはまさに、生の歌舞伎にはない、リモート歌舞伎ならではのメリットの一つだと言えるでしょう。
また、相手の目を見て話すということが苦手だという人でも、オンラインの場合は、実際に見るのはカメラなので、そのハードルはグッと下がります。
視線を合わせるタイミングは、自分が話し終わるタイミングや資料が変わるタイミング、問いかける時などがおすすめです。これなら自然に相手と目線を合わせることができますし、信頼感や親しみといった印象を効果的に与えることができます。
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オンラインでの何気ない‘目線そらし’は誤解を招く
一方、目線に関するデメリットとしては、その乱れが対面以上に気になる点が挙げられます。
対面で話しているときなら、たとえあなたが相手の後ろにある絵画や窓の外の風景、時計などを見たとしても、相手はさほど気になりません。あなたが何を見ているか理解ができるため、その意図を相手も察することができるからです。
しかし、オンラインで話している時に、あなたが何気なく視線をそらした場合、相手は何を見ているのかの想像がつきません。そのせいで、全く関係のないところを見ているように伝わり、話に集中していないかのような印象を与えてしまいかねないのです。
それを防ぐためにもオンラインでは目線の配り方に配慮し、手元の資料を見ている、メモを取っている、画面で共有された資料を見ているなど、相手から見て、あなたが何を見ているのかがきちんと伝わるようにしましょう。
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相手の目ではなく、カメラを見ること
また、オンラインの場合は特に、話し手側は相手がちゃんと聞いてくれているかどうかが気になるものなので、傾聴時は「きちんと聞いている」ということを伝えるためにも、話している相手と目線を合わせる意識をもつほうが良いと思います。
相手と目を合わせているつもりで、画面に映る相手の目を見ながらうなずいている人が時々いますが、カメラを見なければ目線は合いません。
感覚的に目が合っているように勘違いしがちなのですが、時折画面から目線を外し、PCカメラを見るようにしないと、相手からはあなたがずっと目を伏せているように見えてしまうので、注意してください。
このようにオンラインの特性を利用した目線の配り方を身につければ、オンラインにおける〈印象力〉を高めることができるでしょう。
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