コラム

【ビジネス敬語】押さえておきたい基本と注意点

みなさん、敬語の使い方きちんと区別できていますか?
敬語には「尊敬語」「謙譲語1」「謙譲語2(丁寧語)」「丁寧語」「美化語」という5つの種類があります。ビジネスシーンでは間違って使われていることが多々あります。
ここでは、敬語の基本とビジネスで間違って使われやすい敬語の典型的なパターンや注意点をご紹介します。

1.尊敬語

尊敬語とは、相手または第三者の行為や物事、状態などについて、その人物を立てて敬意を表す時に使います。

例えば
*聞く→お聞きになる
*見る→ご覧になる
*来る→いらっしゃる、おいでになる、お越しになる
*話す→おっしゃる
*食べる→召し上がる

2.謙譲語1・2

謙譲語は基本的に自分や自分側の行為や状態に使います。

 

謙譲語1は自分の行為が向かう先の人物に対して、自分のポジションを低くします。

例えば
「(恩師に向かって)明日、お宅にうかがいます」
これは、「うかがう(行く)」という自分の行為が恩師に向かっています。「行く」の代わりに「うかがう」を使うことで、恩師に敬意を示し、立てている謙譲語です。

謙譲語2(丁寧語)は会話をしている目の前の相手や、文章の読み手を立てるために、自分の行為や物事を丁寧に伝えます。

例えば
「(部長に向かって)明日から、海外に出張に参ります」
これは、目の前にいる部長に対して、「行く」の代わりに「参る」を使うことで自分の行為を一段下げて敬意を表しています。聞き手に対して丁寧に述べるための謙譲語です。

3.丁寧語

丁寧語は、言葉遣いを丁寧にするために「です・ます」といった表現を使います。丁寧さの度合いが高い敬語として、「ございます」もあります。

例えば
「お渡ししたのは、先月の販売実績の資料です」
「私はこれから学校に行きます」

4.美化語

美化語は聞き手に上品な印象を与えるために「お・ご」をつける表現です
尊敬語や謙譲語を使うシチュエーションで用い、言葉遣いのバランスを取ります。
ここで注意したいのは、外来語や、社会一般的に「お・ご」をつける習慣の薄い言葉にはつけません。

例えば
○→お天気・お釣り・お箸・お寺・お金・お米・お弁当など
×→おコーヒー・おビール・おコート・おネクタイ

 

理解を深めていただけましたか?ポイントをおさえるだけで、あなたの話し方はワンランクアップしますよ!!


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