コラム

オンライン研修成功のコツと伝わる話し方をご紹介!

テレワークが広まるにつれ、社内研修も対面からオンラインに切り替える会社が増えています。オンライン研修は感染症対策としての利点だけではなく、多数の拠点から多くの社員が参加できる、業務が多忙でも研修時間をとりやすい等のメリットがあります。

一方で、対面研修と異なり同じ会場に集まるわけではないため、講師や受講生同士の空気感が伝わりません。そのため、本当に効果的な研修が実施できるのか?と不安を抱く担当者も多いようです。このコラムでは、オンライン研修のコツと伝わる話し方についてお伝えします。

1.対面研修との違い

まずは、オンラインと対面では異なる点が多くあることを押さえておきましょう。これを知らないまま試行錯誤しても、対面のような効果は得られません。

・心理的距離が生まれやすい
対面では手を伸ばせば届く距離に相手がいますが、オンラインでは画面越しのコミュニケーションです。物理的な距離は心理的距離となるため、オンラインでは初対面の相手と打ち解けるまで時間がかかることがあります。

・情報伝達量が制限される
オンラインでは画面に映る範囲も限られており、表情、テンション、雰囲気といった要素が伝わりにくくなります。対面では意識することがないこれらの非言語情報は、相手の気持ちを知るために重要な役割を果たしており、これらが制限されることはオンラインの大きな特徴と言えます。

・オンライン会議ツールの使用
オンライン研修そのものの数は増えてきたとはいえ、未だに慣れないツールを使いこなせていない、使う準備が講師側・受講生側ともに整っていないということも考えられます。加えて、対面と違い受講者の手元が見えないため、研修とは関係のない他の業務などの“内職”を行っている可能性も。

・集中力を維持させるのが難しい
対面に比べ、オンラインで集中できる時間は対面の半分程度と心得ておく必要があります。一方的に話してばかりだと、内容が頭に入って来ず効果が半減してしまう恐れもあり、研修プログラムや休憩の取り方などに、対面とは異なる配慮が必要です。

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2.オンライン研修の準備

では、対面研修と同等またはそれ以上の効果を得るためには、どのような準備が必要なのでしょうか。

・インターネット環境の確認
いつトラブルが発生するか分からないのがオンラインでの研修。通信が安定しており、かつ安全に利用できる環境が求められます。
また開始しても、接続環境により中断する場合があることも想定して、別のデバイスや回線を用意するなど周到に準備をしておきましょう。

・参加の流れ、操作方法の事前説明
使用ツールにより、参加方法や事前ダウンロードの有無等の違いがあるため、これらを研修参加者に周知しておかなければなりません。研修が始まってから基本的な操作方法にとまどうことがないよう、事前に説明を読んでおいてもらう等、相手に準備をしてもらうこともあるかもしれません。

・チャット機能の説明
受講者から講師への質問や、受講生同士が意見共有する等の際に役に立つのがチャット機能。一般的に、オンラインは対面よりも気軽な発言や質問が出にくいと言われますが、チャット機能をうまく活用することで、むしろコミュニケーションを活発にすることもできます。対面とはことなり、ログが残るのも一つのメリットですので、事前に受講生に周知し有効に活用したいですね。

・顔出し参加の説明
受講者がカメラオンで参加することは、研修の一体感や成果と大いに関連します。当日突然カメラオンを求めても応じてもらえないこともあるため、受講者には事前に顔出し参加を案内しておきましょう。

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3.オンラインでも伝わる話し方のコツ

オンラインで効果的に伝えるためには、視覚的、聴覚的なコツをおさえた表現が大切です。

・講師に必要な印象力
オンラインで話す際は、対面よりも少し大きめに口の周りの筋肉を動かし、表情をしっかり作ることを意識しましょう。無表情や素の表情は「不機嫌」と映ってしまうのがオンラインの特徴。身だしなみを整え、対面時よりもテンションをあげて、画面に出た瞬間から好印象を与えられるよう準備しましょう。

・聞き手を飽きさせないテクニック
聞き手の集中力が続かない、音声環境により聞き取りづらさが生じることもあるのがオンライン。話す際は一本調子にならないように気を付けましょう。

ポイントは、抑揚をつけること、間をとることです。声の高低差をしっかり作り、重要な言葉の前には間をとりながら、緩急のある話し方を心がけましょう。
このような惹きつける話し方に変えることで、受講者の興味を引くことができ、結果的に研修効果の向上も見込めます。

・だらだら話さない、要点もまとめるテクニック
オンラインではロジカルスピーチがおすすめ。ロジカルスピーチとは、ロジカルシンキングで用いられるロジックツリーを使って、結論やポイントを明確にしながら、体系立てて端的に伝える話し方のことです。聞き手に届けたい情報を最も効果的な順に、過不足なく伝えることができ、オンラインでの研修に最適な伝え方と言えます。

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4.研修後のフォローアップ

オンライン研修の満足度を高めるためには、研修実施後の振り返りがとても大切です。研修直後に受講者に対し、簡単なヒアリングやアンケートを行い、研修全体について、講師の進行や話し方について、フィードバックをもらうようにしましょう。
より受講者の課題に沿った次の研修を構築するための材料にもなります。

オンライン研修は、自分では気づかない話し方の癖を指摘してもらえる良い機会でもあります。客観的な指摘を受けて課題を認識し、改善を意識しながら練習を重ねることで、話し方は変えられます。

いかがでしたか。オンライン研修を成功させるためには、対面との違いを知った上で必要な準備をしておくことが大切です。またオンラインに適した話し方を意識するだけで、大きく印象が変わります。対面とは異なる難しさもあるものの、自分の姿を画面上で確認できるオンラインは、スキルアップできる絶好の機会とも言えます。

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