コラム

コミュニケーション研修のメリットとは?社内・社外研修のメリット・デメリットも解説!

ビジネスにおいて、コミュニケーションを取ることは必須のスキル。このため、業種・業態を問わず、多くの企業でコミュニケーション研修が実施されています。今回は、コミュニケーション研修を実施するメリットや、社内・社外研修のどちらを採用すべきかをご紹介します。

コミュニケーション研修とは?

コミュニケーションの心構えや、社内外のやり取りで使える実践的なスキルを身につける研修のこと。実践的なスキルといっても種類は多くあり、たとえば「傾聴力向上研修」「話し方研修」「プレゼンテーション研修」「ファシリテーション研修」などが挙げられます。

コミュニケーション研修を実施するメリット

コミュニケーション研修を実施するメリットは多くありますが、今回は代表的なものをいくつかご紹介します。

●顧客との関係構築力・ヒアリング力・提案力の上昇
コミュニケーションスキルを身につけることによって、顧客との関係を構築できたり、課題や要望を適切にヒアリングできたり、製品やサービスを提案する力が高まったりすることが期待できます。売上にも直結する部分なので、非常に大きなメリットといえるでしょう。

●社内外のコミュニケーションロスの低減
コミュニケーションロスとは、コミュニケーション不足が原因で生じるミスや損失、トラブルのことです。ほんの些細な思い違いが、後々取り返しのつかないトラブルに繋がることもあります。コミュニケーションスキルをきちんと身につけておけば、このようなコミュニケーションロスを防ぐことができるでしょう。

●報連相(報告・連絡・相談)など社内コミュニケーション円滑化による生産性向上
コミュニケーションスキルを身につけることで、トラブルを未然に防ぐだけでなく、生産性を向上させることもできます。適切なコミュニケーションによって仕事がスムーズに進んだり、手戻りがなくなったりするからです。

●社員同士の信頼関係の構築・連携強化
円滑なコミュニケーションが定着すれば、社員同士に信頼関係が生まれます。上司が部下に「この仕事を任せたい」と考えるようになったり、部下が上司に「やりたいことがあるから相談してみよう」と思うようになることもあるかもしれません。

●リーダーのマネジメント力の向上
リーダー層こそコミュニケーションスキルが必要です。リーダーが適切なコミュニケーションを取ることで、部下のモチベーションが上がったり、チーム全体のパフォーマンスが向上したりするからです。

●離職率の改善
退職したいと考える理由のひとつに「人間関係」が挙げられます。少子高齢化が進み、優秀な人材の確保が難しくなっている今、離職率を改善するためにもコミュニケーションスキルは欠かせないものといえるでしょう。

コミュニケーション研修を社内で行うメリット・デメリット

予算や手軽さなどの理由から、コミュニケーション研修をまず社内で行ってみようという企業は多いはず。そこで、コミュニケーション研修を社内で行うメリット・デメリットをお伝えします。

【メリット】

●現場で求められるコミュニケーションに即した内容にできる
働いている現場のことを最もよくわかっているのは、社内の人間です。「現場で必要とされるコミュニケーションは何か」をわかっている人が研修を行うのは、大きなメリットです。

●自社のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を伝えることができる
自社のMVVを浸透させることは、現場の一体感の醸成、生産性向上、離職率低下にも繋がるといわれています。MVVを理解している社内の人間が直接伝えることができるのも、メリットのひとつといえるでしょう。

●コストを抑えられる
自社の社員を講師にできるので、研修会社や外部講師に依頼するコストを抑えることができます。

【デメリット】

●専門家でない場合は内容が限定される
社内でコミュニケーション研修を行う場合、講師は自社の社員です。コミュニケーションのプロや専門家ではないので、教えられる内容は限定されます。

●講師(社員)によって内容に差が出る
社員によって、教えられるスキルやレベルにばらつきが出ることが懸念されます。複数の研修を同時に行った場合、満足度の高いクラスとそうでないクラスが出てくる可能性があります。

●社員が講師を務めるため日常業務に負担がかかる
研修を実施するには、事前の準備に時間と手間がかかります。社員は研修以外の業務も担っているため、負担が大きくなり、残業時間が増えるなどのデメリットが考えられます。

コミュニケーション研修を社外で行うメリット・デメリット

社外の講師を招いてコミュニケーション研修を行うメリットやデメリットをご紹介します。

【メリット】

●専門家から直接指導を受けられるため習得スキルの質が高くなる
社外の講師はコミュニケーションの専門家です。スキルや知識、経験が圧倒的に高いため、受講生が得られるスキルの質も高くなることが期待できます。

●社内にない一般的なコミュニケーションスキルやノウハウを学ぶことができる
自社に蓄積されていない様々なスキルやノウハウを学ぶことができるのも、社外研修の大きなメリット。視野や価値観が広がり、モチベーションの向上にも繋がるでしょう。

●プロの講師により、学習効果が高まりやすい
社外の講師は、教えることのプロでもあります。効果的な指導方法や、スキルの伸ばし方などを熟知しています。同じ内容を教えたとしても、プロが教えることでより学習効果が高まるでしょう。

●社内の負担が少ない
研修の講師を務めるためには、多くの時間や手間が必要です。講師を外部に依頼すれば、カリキュラムの構築からテキストの作成、登壇、アフターフォローまで、すべてお任せすることができます。

●受講する従業員が新鮮な気持ちで臨める
社員が講師を務める場合、いつもと環境が変わらないことから、集中できない可能性があります。初めて会う外部講師だと、緊張感や期待感から学習意欲が高まることが期待できるでしょう。

【デメリット】

●コストがかかる
社員が講師を務める社内研修と比べて、コストがかかってしまうことはデメリットといえるでしょう。

●研修内容が自社に特化したものになりにくい
講師は自社の社員ではないため、現場の課題を肌で感じているわけではありません。そのため、研修内容が現場の課題とかけ離れてしまうこともあります。

コミュニケーション研修を成功させるポイント

社内研修・社外研修それぞれのデメリットを受けて、コミュニケーション研修を成功させるポイントをお伝えします。

【社内研修】

●目標をしっかり定める
同じ企業でも、部署や階層によって、解決したい課題は異なります。研修を実施する社員が解決したい課題は何なのかを明確にしてから臨みましょう。

●コストを抑えたいときや講師の適任者がいるときに行う
社内研修の大きなメリットはコストを抑えられること。どうしてもコストがかけられないときに実施することにしましょう。また、スキルや経験が伴っていない社員を無理やり講師にするのではなく、研修を任せるのに相応しい社員がいるときに行うようにしてください。

●すぐに現場で役に立たせることができるスキルを扱う
研修の目的は、現場で役に立つスキルを教えることです。研修を受けたその日から使えるようなスキルを付与できるようにしましょう。

●学習効果が上がるように、綿密に計画を立て設計する
場当たり的な研修で効果が出ることはありません。カリキュラムの構築やテキストの作成はもちろん、アフターフォローまで綿密に計画を立てることが重要です。

【社外研修】

●コストパフォーマンスを考慮する
社外研修はコストがかかると考える人も多いですが、高い学習効果や社員の負担が減ることを考えると、むしろコストを削減できる可能性もあります。研修をひとつの投資と考え、長期的な目線で考えることも必要です。

●自社に最適化された研修内容を提案してくれる、カスタマイズ性の高い研修会社を選ぶ
研修会社によっては、それぞれの企業の課題や予算などを考慮し、カスタマイズして提案してくれることもあります。たとえば、登壇は外部講師が務め、アフターフォローは社員が担当する、といったことも可能です。

●研修効果がしっかりと出るように、コンサル要素を含む研修会社を選ぶ
研修会社はそれぞれ独自のカリキュラムやテキストを持っています。しかし、その内容が自社の課題と合っているとは限りません。自社の課題をきちんとヒアリングしてくれて、その上でカリキュラムを提案してくれる、コンサル要素を含む研修会社に依頼することが望ましいでしょう。

まとめ

今回は、コミュニケーション研修のメリットや、社内・社外研修それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしました。自社に合った研修がどのようなものかわからない場合、まずは研修会社に相談してみるのもひとつの方法です。

コミュニケーションのプロである現役アナウンサーが講師を務めるKEE’Sなら、貴社に最適化された研修カリキュラムをご提案できます。これまで800社の導入実績があり、「目標達成型コンサルティング」と「研修」を提供することで、コミュニケーションに関する課題を解決してきました。ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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