コラム

コミュニケーション研修の内容とは?学習効果を出す選び方のポイント

ビジネスパーソンにとって、最も重要なスキルのひとつともいえるコミュニケーション。社員にスキルを習得してもらうために、コミュニケーション研修を導入している企業も多いのではないでしょうか。今回は、コミュニケーション研修のプログラム内容や、学習効果を出す選び方のポイントをお伝えします。

コミュニケーション研修の特徴

社内外での連絡や会議、プレゼンテーションなど、ビジネスにおいてコミュニケーションに課題を感じることは多いといわれています。そんな課題を解決するため、コミュニケーションの心構えや、社内外で使える実践的なコミュニケーションスキル(聴く力、伝える力、質問力など)を身につける研修のことを「コミュニケーション研修」といいます。特に大企業では多く導入されており、業種・業態問わず重要な研修といえるでしょう。

コミュニケーション研修のプログラム内容

●コミュニケーションの心得やマナーなどの基本を学ぶ
コミュニケーションのベースとなるのが「マナー」です。マナーというと堅苦しい印象があるかもしれませんが、マナーは相手への思いやりを形にしたもの。

一定のマナーを守ることで、お互いが気持ちよくコミュニケーションを取ることができます。適切な身だしなみや立ち居振る舞いなど、目に見える部分はもちろん、敬語や言葉遣いもマナーに含まれます。

●コミュニケーションの重要性を知る
仕事に必要な最低限の会話ができていれば、積極的にコミュニケーションを取る必要はないと考える人もいるかもしれません。特に最近はリモートワークの普及も広まり、以前よりコミュニケーションを取る機会は減ってきています。しかし、円滑なコミュニケーションができていないと、伝達ミスが生じたり、業務の作業効率が下がったりと、ビジネスに悪影響を及ぼします。研修を通してコミュニケーションの重要性を知ってもらいましょう。

●話す力を培う
話すことに苦手意識を持つ人は少なくありません。しかし、打ち合わせや会議、プレゼンテーションなど、ビジネスにおいて話す場面は多くあり、自分の意見をうまく伝えることはとても重要なスキルと言えます。また、階層が上がるほど、人前で話す機会は増えていきます。なるべく若手のうちから、端的にわかりやすい言葉で話すスキルを身につけておくと良いでしょう。

●聴く力を培う
話す力と同じくらい重要なのが聴く力です。「話し上手は聴き上手」ともいわれ、プロのアナウンサーでも新入社員の時から「聴く力」を鍛えるようにいわれています。若手社員の場合、上司や先輩の指示を正しく聴くことができないとミスに繋がり、信頼を失いかねません。一方、管理職は「聴く力」を身につけていることで、部下との面談などで気持ちを理解し、モチベーションを高めるようなコミュニケーションができます。

●特定のシーンに適したコミュニケーションスキルを身につける
営業や商談、会議、プレゼンテーション、ファシリテーションなど、シーンによって必要なコミュニケーションスキルは異なります。例えば営業であれば初対面でスムーズに人間関係を構築するためのスキルが必要です。また、コールセンターなら電話対応、接客業なら接遇スキルが重視されるでしょう。このような特定のシーンに適したコミュニケーションスキルを身につけることが大切です。

コミュニケーション研修のプログラムの選び方

インターネットで「コミュニケーション研修」と検索すると、プログラムの多さに驚きます。そんな中で、学習効果の高いプログラムを選ぶためには、どんなところに注目すればよいかご紹介します。

●目的や課題解決につながる必要なスキルが培えるかどうか
「コミュニケーション研修」といっても、その内容は多岐にわたります。なんのために研修を行うのか、どんな課題を解決したいのか、明確にした上で研修を選ぶと良いでしょう。

●階層別・職種別になっているプログラムかどうか
階層や職種によって、身につけるべきコミュニケーションスキルは変わります。たとえば、新入社員には「ビジネスマナー」をはじめとした基礎的なスキル、管理職にはマネージメントに役立つ「傾聴スキル」や、会議を仕切る「ファシリテーションスキル」がおすすめです。対象となる受講者に合わせたプログラムを選んでください。

●研修形態が自社に合っているかどうか
研修というと、ひとつの部屋に社員を集めて行うイメージがあるかもしれません。しかし、最近はさまざまな形態の研修があります。たとえば、リモートワークが多い企業ならe-ラーニングやオンライン研修を導入すると良いでしょう。また、自社社員のみで行う「インハウス型」なら社員同士の関係性が深まりますし、他の企業の社員と受ける「公開型研修」なら、視野を広げる機会になるかもしれません。どのような形態が自社に合っているのか、現場の社員とも相談しながら決めましょう。

●講師の経験や専門性はどうか
よりレベルの高いコミュニケーションスキルを身につけたいなら、経験豊富な講師や専門性の高い講師に依頼することもオススメです。プロのスキルを見るだけでも学びになりますし、直接フィードバックを受ければ効率よくスキルを身につけることができるでしょう。たとえば、話し方を学びたいなら、プロのアナウンサーの研修を受けることをおすすめします。

コミュニケーション研修の目的を達成するポイント

どのような研修でもいえることですが、研修は実施することがゴールではありません。研修を受けることで、自社の社員にどのような変化をもたらしたいのか、あらかじめ目的を設定し、達成できたのか確認する必要があります。ここでは、設定した目的を達成するためのポイントをご紹介します。

●目的を達成できたかどうか評価を行う
研修で学んだスキルを実際にビジネスの現場で生かせないと、実施する意味がありません。現場でスキルが生かせているのか、受講者の上司や同僚、部下に評価してもらうことをおすすめします。あらかじめ研修前に、受講者のスキルについてアンケートを収集しておき、研修後に再度アンケートを実施します。その変化を測定することで、研修の目的が達成できたかどうかが明確になるでしょう。

●定着のためにアフターフォローを行う
研修後、一定の期間が経過したタイミングで、フォローアップ研修をすることをおすすめします。一度学んだだけでは身につかないスキルも、再び学ぶことで理解が進み、定着することが期待できるからです。フォローアップ研修を実施することが難しい場合は、上司との1on1で振り返りの時間を設けるという方法もあります。いずれにしても、研修がやりっぱなしになることだけは避けましょう。

●目的達成を確実に行うために「伴走型」の研修会社を選ぶ
研修プログラムを提供するだけではなく、自社の課題を解決し、目標を達成するために伴走してくれる研修会社を選びましょう。自社に合ったプログラムを策定し、成果の出る研修を実施、必要に応じてアフターフォローまで提案してくれる研修会社に依頼することをおすすめします。

KEE‘Sのコミュニケーション研修の導入事例

KEE‘Sでは、先ほどご紹介したような研修受講の目的を達成するための「伴走型」のコミュニケーション研修をご提供しています。ここからは、KEE‘Sのコミュニケーション研修の導入事例をご紹介させていただきます。

■商社・専門コンサルティング企業の事例
入社された皆様向けに「営業としてお客様に印象良く・端的に説明が出来るようになる」をテーマに、ビジネスコミュニケーション力の基礎を固める研修を受講したい、とのことでご依頼いただきました。研修後のMTGでも“どう見られているか”という意識が継続しており、コミュニケーションに対しての姿勢が変わりました。

〇研修の実施内容
・お客様に信頼されるコミュニケーションとは
・相手に受け入れてもらえる印象力
・相手が聞き取りやすい話し方
・端的に分かりやすく説明する
・緊張対策

【研修事例】
> 株式会社グラシアス様

■大手グローバルIT企業の事例
中途採用者が多く、個々のスキルにバラつきがあることや、全国に営業マンがいるため、なかなか集合研修が出来ないことを背景に研修をご依頼いただきました。その結果、営業マンのコミュニケーションスキルのブラッシュアップに成功。研修後も毎日出来るトレーニングをお伝えし、個々で実施することで継続して業務に活かしていただきました。

〇研修の実施内容
・相手に信頼感をもたらす3つのルール
・ロジカルシンキング基礎
・プレゼン、スピーチテクニック
・営業コミュニケーション
・アナウンサー流傾聴&会話術

【研修事例】
> 日本マイクロソフト株式会社様

まとめ

今回は、コミュニケーション研修の内容や、学習効果を出すポイントについてお伝えしました。確実に目的を達成できるコミュニケーション研修を実施したいなら、これまで800社以上の導入実績があるKEE’Sに、是非ご相談ください。貴社の課題や達成したい目的をヒアリングし、最適なプログラムをご提案。登壇を担当するのは、コミュニケーションのプロであるアナウンサー講師です。また、アフターフォローのプログラムも豊富にご用意しております。予算や時間、受講人数に合わせたプログラムをご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

KEE’Sの企業研修

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  • 危機管理・謝罪会見研修
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